カルティエ、時の結晶
期間
2019/10/02〜2019/12/16
会場
国立新美術館
主催
国立新美術館、日本経済新聞社
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はかりしれない時間を経て生成され奇跡的に見出された宝石と、世界各地の自然物や人々が育んできた文化など万物から着想を得たデザインが、卓越した職人技術によって結実したカルティエの宝飾——それはいわば世界の縮図であり、地球や文明との時空を超えた対話であるといえます。
本展では、「時間」を巡る想いや哲学を根底に持ちつつ、「プロローグ」に続く「色と素材のトランスフォーメーション」「フォルムとデザイン」「ユニヴァーサルな好奇心」という各章を追いながら、カルティエの革新的なデザインの世界を探求します。
これまでカルティエは様々な都市で30回以上もの展覧会を開催してきましたが、今回初めての試みとして、特に1970年代以降の現代作品のデザインに焦点を当て、カルティエが過去に制作した歴史的作品を収蔵する「カルティエ コレクション」*1とともに展示します。また、普段は目に触れることのない「個人所蔵」の作品も世界中から厳選。展示では、それぞれの作品の時を超えた作品相互の関係に注目し、ある場面では対比的に、またある場面では時系列的に配置しながら、作品と作品の関係性を紐解けるような展示を行います。
この展示の会場構成を手がけるのは新素材研究所/杉本博司+榊田倫之*2。「時」を意識し回遊する展示空間が創出され、新たな鑑賞体験に誘います。