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グエルチーノ展

よみがえるバロックの画家

期間 
2015/03/032015/05/31
会場 
国立西洋美術館
主催 
国立西洋美術館、ボローニャ文化財・美術館特別監督局、チェント市、TBS

グエルチーノ (本名ジョヴァンニ・フランチェスコ・バルビエーリ) はボローニャ近郊の小都市チェントに 生まれ、ローマに一年半ほど滞在したほかは、生涯をチェントとボローニャで過ごしました。17世紀の ボローニャはイタリア美術の中心地のひとつであり、「ボローニャ派」 と呼ばれる画家たちが活動しました。グエルチーノはその代表的な存在です。
彼はボローニャのカラッチ一族やフェッラーラの美術を参考に、ほぼ独学で絵画を学びました。初期の作品はドラマチックな明暗と色彩、それに力強い自然主義を見せますが、ローマ滞在 (1621‐23年) を境に、落ち着きのある構図と、理想的で明快な形態を持つようになっていきます。
彼はチェントとボローニャを主な拠点として、多くの君主や有力貴族の注文にこたえました。またローマ滞在中は、教皇や枢機卿に依頼されてサン・ピエトロ寺院をはじめとする重要な建物のために作品を描きました。その名声はヨーロッパ中に届き、辞退したために実現しなかったものの、イギリス国王チャールズ1世およびフランス国王ルイ13世らからは、その宮廷に招聘されています。1629年にはイタリアを旅行中だったスペインの宮廷画家ベラスケスが、わざわざチェントにグエルチーノを訪問しました。
グエルチーノは歿後もイタリア美術を代表する画家として名声を保ち続けました。ゲーテは彼の作品を見るためにわざわざチェントを訪れ、その折の感動を 『イタリア紀行』 に詳細に記していますし、スタンダールもグエルチーノを高く評価する記述を多く残しています。

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