フェルディナント・ホドラー展

日本・スイス国交樹立150周年記念
期間
2015/01/24〜2015/04/05
会場
兵庫県立美術館
主催
兵庫県立美術館、NHK神戸放送局、NHKプラネット近畿、神戸新聞社
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スイスを代表する画家、フェルディナント・ホドラー(1853-1918)は、個性的な群像表現による、装飾的かつ象徴主義的な作風によって、19世紀末から20世紀にかけてのいわゆる「世紀転換期」の時代が持つ不安に満ちた雰囲気を色濃く描き出しました。一方でホドラーの描くスイスの風景は、自然を明確に秩序立てた装飾的な傾向を示しています。その作品は、日本でも1910年ごろから雑誌などで紹介され、岡山・大原美術館に収蔵されるなど早くから広く愛されてきました。
本展は、1864年に日本とスイスとの間で修好通商条約が結ばれてから150年を記念して、スイス大使館と首都ベルンにあるベルン美術館の全面的な協力を得て、日本国内では約40年ぶりに開催するものです。精神性の高いホドラーの作品は、混迷した現代の人々、とりわけ阪神・淡路大震災から20年を経て力強く復興してきた兵庫県民に、新たな関心と感銘を呼び起こすものと期待されます。
本展では、スイス国内の美術館及び個人が所蔵するホドラーの代表的な油彩画、素描等あわせた総出品点数約90点により展観します。