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「鳥獣戯画―京都 高山寺の至宝―」

特別展

期間 
2015/04/282015/06/07
会場 
東京国立博物館
主催 
東京国立博物館、高山寺、朝日新聞社

国宝・鳥獣戯画。その名は知らずとも、誰もが一度は目にしたことのある、日本で最も有名な絵巻と言うことができるでしょう。甲・乙・丙・丁の4巻は異なる時代、異なる人物によって描かれたとみられ、その内容もだいぶ異なります。絵を描いた人物も、図像や仏画を描く絵仏師だったとする説、宮廷絵所の絵師だったとする説がありますが、具体的には明らかになっていません。また、詞書がなく、いったい何を目的として描かれたのか、いつの時代に、どこから高山寺へと伝えられたのかも分かっていません。分からないことだらけ。謎多き絵巻です。
ですが、これらの謎を解く一つのヒントが近年明らかになってきました。鳥獣戯画4巻は、朝日新聞文化財団の助成を受けて、平成21年(2009)から4年をかけて解体修理が行なわれましたが、その過程で様々な新事実も確認されました。今後、この絵巻の成立や伝来を紐解く上で重要なポイントとなりそうです。
今回の展覧会では、前後期の展示替により、修理を経て新しく生まれ変わった鳥獣戯画甲・乙・丙・丁の全4巻を展示します。同時に、この4巻から分かれ、国内外に所蔵されることになった断簡5幅も集結。現存する鳥獣戯画のすべてをご覧頂ける機会となります。

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